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アワビ養殖 由良のアワビ屋では平成22年に第一種区画漁業権を取得しました。 漁業名称は「あわび垂下式養殖業・わかめ養殖業」漁業の方法は海面でのフロート延縄筏での養殖を行っています。 <養殖かご> 経費を少しでも少なくするため真珠養殖資材を流用しています。 籠は縦30cm×横40cm×高さ40cm程度の大きさの物にネットをかぶせた状態で水深5〜7メートルの位置で育成します。 籠には動かないように固定したシェルターを取り付けます。 <冬〜アワビ稚貝仕入れ〜> 12月〜1月の海水温の下がった時期に25〜35ミリの大きさのアワビ稚貝を種苗生産業者より仕入れることからアワビ養殖が始まります。 アワビの品種は、コスモ海洋牧場で生産したイヨアワビ(エゾアワビとメガイアワビの交雑種で新品種)やエゾアワビを使っています。今年度は新しく三崎漁業組合からもアワビ稚貝を仕入れる予定です。 死亡率や成長率に違いが生じるのでよい稚貝を仕入れることは大切な要因です。 最初は一籠に約100個の入り個数でスタートです。 仕入れ直後は移動によるストレスで約一割程度が死亡してしまいます。 <春〜成長期〜> この時期は、たっぷりの海藻を食べて一番身の肥えた美味しい時期と言えるでしょう。 冬に仕入れたアワビ稚貝は、由良の海に自生する天然の海藻や私が養殖したワカメをたっぷり与える事でぐんぐん成長します。餌は一週間で食べきる量を目安に1〜2週間に一回の割合で餌を与えます。 一籠に約100個の入り個数でスタートアワビ稚貝は、夏前の海水温の上昇期前にと一籠に約40個の入り個数に調整します。又それと同時に海藻等の付着物も多いい為、籠掃除も行います。 この海水温の上昇期が第二の難関です、アワビの死亡が増えるときでもあります。 冬に仕入れたアワビ稚貝はこの時期に50ミリ程度までに成長します。 一昨年に仕入れたアワビは、75ミリサイズ以上に成長して大きいサイズから出荷出来るようになります。 <夏〜海水温上昇〜> 海水温の上昇と共に天然の海藻も無くなりアワビにとって一番過酷な時期です。 海水温が25度以上になると注意が必要です。又この時期は、赤潮の発生にも気をつけなければなりません。 水温が高くなると餌も腐りやすくなる為、腐る前に食べきる少量の餌を与えます。天然の餌がなくなる頃から餌やりの回数を極力減らしアワビに余計な体力を使わさないようにします。 赤潮の発生はアワビの全滅の場合もあるので一番注意しないといけません。海面養殖の為避けようがありませんが、水深を20メートル近く深くすることで多少は対策することが出来ます。 この時期は、春にたっぷり与えた餌で暑い夏を乗り切ってもらいたいですね <秋〜餌不足〜> 天然の海藻はまったくありません。主な餌は乾燥のチガイソです。 この時期のアワビは痩せています。 海水温は下降していますが、12月中旬までは20度以上の水温でしょう。乾燥の餌を腐る前に食べきる量にして与えますが、なかなか成長するほどにはなりません。 しかし、この時期までなるとアワビも60ミリほどになり、ほぼ死亡の心配も無くなります。 水温も下がり、天然の海藻も生えてくる12月末頃からアワビの身も肥えてきて美味しい時期になります。 以上がアワビ養殖の一年間です。
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